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日々メディアから流れるニュース、情報について思うところを記します。

スポーツ

負けるべくして

シュートを打たないファワードはいらない。選手交代ができない監督って何?黄金の世代がこのまま消えるのは残念。

新聞の特殊指定見直し先送り

地域や読者によって異なる定価をつけたり、値引きしたりすることを禁じる新聞の「特殊指定」の見直し問題で、公正取引委員会は31日、廃止を当面見合わせる方針を与党に伝えた。2日にも正式に表明する。(朝日新聞HPより)

http://www.asahi.com/national/update/0531/TKY200605310471.html

まあ、しかしこんな現実離れした議論も珍しい。新聞に「値引き」がない、などと誰が思っているのか。「1年契約すれば3ヶ月タダ」等々実質値引き販売は当たり前になっている。競争の激しい地域とそうでない地域では、実質の値段は違っている。すべて独禁法違反だ。

特殊指定と再販売価格維持制度の見直しの話が浮上すると、新聞業界はかならず「宅配制度が崩壊する」として、「読者の知る権利が失われる」と脅しをかける。

しかし、本音が「宅配制度が崩壊すれば誰も一般紙など読まなくなる」という恐れにあることは明らか。本当に宅配してもらって新聞を読みたいというニーズがあるのなら、その分サービス料を取ればいいだけの話だ。宅配業者、郵政公社…配達の方法はいくらでもある。当然駅売りと宅配では値段が変わる。宅配を無料サービスにすれば変わらない。当たり前である。それぞれの新聞社、販売店の販売戦略として考えればいいだけの話である。

まあ、そもそも宅配制度の崩壊を理由にするのは、論旨をすり替えている。宅配制度が新聞業の根幹を支えているのなら経営努力をすればいいだけ。宅配をする高い新聞、駅売りしかない安い新聞でいいではないか。宅配業者が「自由競争にすれば宅配できなくなる」と言っているに等しい。

新聞の中身のなさを反省することなく、脅しをかけるだけの新聞業界に未来はない。新聞に頑張ってもらいたいからこその苦言である。

個人の動機付けこそ重要

トリノオリンピックで日本人選手がメダルを獲れない。理由はいろいろあるのだろうが、私は選手一人ひとりの「動機付け」に問題があるのではないかと思える。

先進国である日本に、かつてのように国威発揚を求めるのは無理がある。結局個人個人が戦うための動機、つまり「何のために戦うのか」というモチベーションが明らかに不足しているのではないだろうか。

米国のスノーボード選手は明らかに金と名誉である。彼らの多くはプロなのだから当たり前であり、実にわかりやすい。フィギュアも将来のプロとしての格付けにつながる。ウィンタースポーツの盛んなヨーロッパも、名誉に直結するのだろう。

翻って日本はどうか。ウィンタースポーツは総じてマイナーである。日頃どうやって飯を食いながら練習しているのか心配してしまうほどである。

これは企業も同じだろう。「会社のため」=「個人の幸せ」という時代は終わった。個人個人が働く理由を見つけ出して働く、いわば自己実現の一つの場が会社なのである。一人ひとりのモチベーションが集まり、相乗効果を発揮して結果として会社が伸びていく。「場」としてふさわしくないとなれば、よりよい場を求めて転職する、もしくは独立をする。当たり前になっている。

個人のモチベーションが維持できない会社は、廃れていくのだ。

早稲田ラグビーの快挙に思う

ラグビー日本選手権で早稲田がトヨタ自動車を破った。学生が社会人に勝ったのは何年ぶりのことだろう。

これで同校の清宮克幸監督が注目されるだろうと思いながら、日経を見ていると、もう本が出ていました。「究極の勝利−最強の組織とリーダーシップ論」(講談社)です。中身については読んでいないので何ともいえません。

しかし、日本人は(外国の状況は知りませんが)、スポーツとリーダーシップ論、ひいては経営論を結びつけるのが本当に好きです。ついこの前までは神戸製鋼の平尾選手の本が書店にあふれていました。今度は清宮監督です。ゴールデンイーグルスの野村監督の本もベストセラーです。

スポーツは勝ち負けがはっきりしているので、勝つチームには何か理由があるはず、それはリーダーが優れているからだろう、という発想なのでしょう。しかし、これは少々単純ではないでしょうか。彼らのリーダーシップを否定するわけではありませんが、一つのチームが黄金期を築くには様々な要因があるはずです。

もう少し深い分析をしなくては、本棚に本が増えるけど、会社はちっとも変わらない、という状況が続くだけではないでしょうか。

 

2005年の視聴率

今朝の日経産業新聞1面に、2005年の視聴率が掲載されている。

トップは、日本対北朝鮮のワールドカップ予選で47.2%。上位20のなかにワールドカップ予選が、これを含めて5本もある。テレビ朝日はウハウハだろう。反対に不振だったのが、連続ドラマであり、3本しかなかった。

ドラマの不振はいいとして、驚くのは日本人がこれだけワールドカップに興味があるのかということと、代表に比べてJリーグ(クラブ)の人気の低さだ。

そういえば70を超え、日頃サッカーに興味などないうちの父母もワーワー応援していたなあ。選手の名前も顔も、いやジーコという監督すらよく知らないのに…。

半面史上稀に見る大混戦となったJ1は、関西に住む私の周りではほとんど話題にもならなかった。大阪勢が優勝争いをしているにも関わらず、である。当然テレビ観戦する人も少ない。関東ではそれなりに盛り上がったのだろうか。これだけ強くなっても関西のクラブは集客に苦労している。関西人はタイガース以外に興味はないということなのか。

やはり地域のクラブが活性化してこそ、我が町の代表が活躍するナショナルチームも盛り上がる。サッカー先進国では当たり前だと言う。代表よりずっと試合が多いクラブチームを応援すれば、毎日が楽しいではないか。

ガンバ大阪おめでとう

ガンバ大阪、Jリーグ優勝おめでとう。

思えばJリーグ創設時代から応援し続けてきて、創設メンバーチーム最後のタイトルホルダーになった。長かった。

試合終了の瞬間、西野監督も泣いていた、宮本ら選手も泣いていた。僕も思わず涙がこみ上げてきた。タイガースが2003年に優勝して以来のことだ。

今年は、プロ野球はタイガース、プロサッカーはガンバと関西勢がタイトル総なめだ。関西人としては誠に痛快。

創設時からのメンバー松波選手、引退の年に最高のおみやげができた。よかった。磯貝、ミューレル、プロタソフ、メトコフ、かしゅうぜん(漢字忘れた)、クゼ監督どうしてる?そういや八十さんも司法試験合格おめでとう。OBの皆さんにもおめでとう。

本当に、心からおめでとう。

不公平な日本シリーズ

日本シリーズは、案の定タイガースの2連敗でスタートした。タイガースの巻き返しは正直厳しいだろう。このままマリーンズが優勝すると、プレーオフ制度導入後2年は、パリーグの連覇となる。

もしこのままタイガースが敗れるようなことになれば、敗因の一つはやはり試合からあまりにも遠ざかったことによる「勘」が鈍ってしまったことだろう。

プレーオフは連戦とはいえ、勝ち上がってきたチームには疲れを吹き飛ばすくらいの勢いがある。プレーオフで主力がけがでもしない限り、パリーグ優位は否めない。

日本一はやはり対等な条件で決めてほしいものだ。早急な制度の見直しを望みたい。

日本シリーズが遠すぎる

パリーグは、マリーンズとホークスのプレーオフたけなわである。マリーンズの31年ぶりの優勝も興味深いし、接戦が多く、試合自体大変面白い。

翻って、セリーグのタイガース。リーグ優勝が決まって半月余り。いくらなんでも、日本シリーズが遠すぎる。プレーオフ制度がある限り、日本シリーズでは試合を続けているパのチームが優位なのは間違いない。

プレーオフという、優勝の価値を決める大事な制度が、片一方のリーグだけで行われていること自体がおかしいのである。セリーグも、同制度の導入を検討しているとしているが、仮に導入しても、スタートは2007年からとのこと。何というスピード感のなさ。やるなら来年からスタートしたらいいのだ。それでも1年もの猶予がある。

プロ野球という組織、特にセリーグは、ほんまに救いようがない。

タイガースは誰のものか(2)

かつて、タイガースが強かった頃。ウソかマコトか、「タイガースは優勝争いだけして優勝しない方がいい。その方が選手の年俸は上げなくてすむし、客が入ってカネは儲かる」と、電鉄首脳は言ったとか。

そして1985年以降の体たらく。掛布、バースは追われるように引退に追い込まれた。球団は即戦力を補強するわけでもなく、ドラフトでは有望選手の競争を避けて、ろくな選手をひっぱてこなかった。そこにタイガースを強くしようという意志が少しでも感じられただろうか。

これもウソかマコトか、昔、タイガースをサントリーに身売りする話が持ち上がった。少なからぬファンは、このまま阪神電鉄がタイガースを持ち続けるより、強くなるのではないかと期待した。

今年のセリーグ優勝祝賀会を見たか。今や遅しとビール掛けの瞬間を待つ選手を前に、愚にも付かない挨拶とやらを延々と続けたオーナーと社長。スポーツという空間に最も似つかわしくない登場人物とシチュエーションであった。

これまで、タイガースの親会社が、阪神電鉄でよかった、と心底思えたことがあっただろうか。何度でも言う。タイガース上場大賛成。あの爺さん連中から、タイガースをファンの手に奪い取ろうではないか。

タイガースは誰のものか

大阪では、パ・リーグのプレーオフや日本シリーズそっちのけで、村上ファンドの阪神電鉄株買収一色だ。

メディアの報道を見聞きして気になることがある。それは、タイガースがどうなるかというファンにとって重要な問題が、すべて阪神電鉄の経営の話として取り上げられていることだ。

そもそもタイガースに限らず、プロ野球であろうとJリーグであろうと、スポーツクラブは地域のモノであり、ファンのものであるはず。親会社の株が誰に買収されようと、タイガースというチームが、関西にあり、甲子園で試合をし、タイガースという名前を名乗り(何度も書くが阪神タイガースの「阪神」は親会社の阪神電鉄の「阪神」である!)、ファンが応援できるチームであればなんら問題はない。

タイガースというプロ野球チームを阪神電鉄という一企業が持っていることがいいのか、もっと別の所有形態がいいのか、重要なのはそこだけである。

地元の人しか乗らない電鉄会社のような親会社にとって、球団はいまさら宣伝道具ではないはず。とにかくよく稼いでくれる優秀な子会社、阪神電車のお客さんを増やす道具なのだ。それなら「球団名から親会社の名前を外す」という、欧米のプロスポーツやJリーグでは当たり前のことを、率先してやってもらいたい。

そしてその次は、タイガースが一企業の宣伝道具から脱皮し、「大阪タイガース」になってファンが株を持つことが遙かに素晴らしいことに思えるのだが…。


Profile
湯浅伸一
10年ほど地方紙で記者をしていました。
その後創業に参画し、現在は、関西で中小企業診断士をしています。
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