亀田興毅選手の、横浜アリーナで行われたプロボクシングWBAライトフライ級王座決定戦の判定が大騒ぎ(?)になっている。

大晦日にこの選手の初防衛戦中継を予定していたTBSとしては、ここで負けてもらってはこれまでの努力が水の泡。確かに当人の努力、練習量はすごいのだろうが、「メディアによってつくられた王者」というイメージができてしまったのはつらいところ。減量がきつい、との理由でベルト返上もささやかれている。

そこで気になったのが、TBS系列の毎日新聞の報道ぶり。さすがは新聞。ガッツ石松氏らの判定に対する批判、TBSに対する抗議、判定方法の解説、と冷静な記事が並んでいてほっとした。

しかし、本当に私が憂うのは、彼の使う言葉である。これで彼らの汚い大阪弁が、メディアを通じてこれからも巻き散らかされると思うと、関西人としては怒りすら感じる。「大阪弁」=「大阪人」=怖い、礼儀知らず…、というイメージがますます強固になってしまう。いっそ大阪府は、府民栄誉賞ならぬ府民「不」栄誉賞をこの人に出してほしいものだ。