NBAに興味のある方はあまりいないでしょう。

私は、ダラス・マーベリックスの大ファンです。

数年前までは、「全米のプロチームのなかで一番弱い」と揶揄されたチームが、ことしは初めてのファイナルを戦っています。全米一まであと2勝と迫っています。

このマブス(米国ではよく名前を縮めます)、選手より有名なのがオーナーのマーク・キューバンです。昔からこのチームの大ファンであった彼は、ネット放送の大成功で巨万の富を得、ついにチーム買収してしまったのです。ファンが高じてオーナーになるという、夢のような話です。このオーナー、地元の試合には必ずベンチ横に陣取り、ときには興奮のあまりコートに飛び出したり、コーチさながらの振る舞いをしたりと、物議を醸しています。連盟からの罰金も桁外れです。

でも、誰も彼を責めたりはしません。ドアマットチームだったマブスをここまで強豪に押し上げたのは彼の功績以外にないからです。ファンは彼に感謝し、彼の行動を笑いながら見守っています。マブスファンもオーナーのファンなのです。

ひるがえって、我が国のプロ野球。ホークスもイーグルスも、オーナーがチームに愛情を注いでいるとはとても感じられません。サラリーマンオーナーに率いられる他のチームなど論外です。そもそも野球そのものが好きかどうか疑わしいレベルです。悲しい限りです。

イーグルスベンチ上の席で、接待ではなく、本当に野球を楽しみ、イーグルスの選手の一挙手一投足に笑ったり、怒ったり、悲しんだり、怒鳴ったりする三木谷オーナーの姿を拝見したいものです。