今日3日付けの朝日新聞社説がまた煮え切らない。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html

安倍晋三が、各メディアの世論調査で、次期首相候補としてダントツの人気を誇っている。でも、そのタカ派的体質から、今のままでは少々危うい。官房長官の責任を果たせるかどうかがその試金石になる、というのが内容だ。

行間からにじんでくるのは、「少々見栄えと毛並みが良くて若いだけのこんな男になぜ人気が集中するのだ。世間はアホか」ということ。それを「毅然とした発言ぶり」が人気の元であるとか、「信念に基づいて発言をするのが悪いとは思わない」など、理解を見せる。

いいじゃないか、このまま安倍が首相になってはいかん!と堂々と主張すればよい。現場の記者は困るかも知れないが、なんとかなる。どっちつかずの中途半端な論調なら、社説など要らないではないか。

私もこの人から、哲学や国家観を聞いたことがないし、小泉のようなかわいらしさも感じられない。。自信のなさの裏返しが、威勢のいいタカ派発言につながっている。

小泉、安倍に人気が集まるこの国はおかしいのだ。理性や理想が失われ、この国を滅ぼしかねない政治家に熱狂するこの国は、おかしいのだ。