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昨日、大学時代のクラブのOB会があり、出席した。会は夕方からだったので、昼間有志数人で母校である神戸大学を訪れた。20年ぶり以上の訪問である。

ご承知の方もいらっしゃるだろうが、神戸大学は、六甲山に沿うように校舎が点在しており、最寄りの阪急六甲駅から歩くと、なかなかハードなピクニックになる。参加したメンバーは私が最年少(47歳)であり、当然のことながら皆くたくたである。

久々に訪れた部室はすっかり新しくなっており、昔の床が抜けて風に飛ばされそうな趣はない。ただ周囲の景色はあまり変わっておらず、懐かしい思い出がよみがえる。

部室訪問のあとは、私が専門時に通った通称「六甲台」へ向かった。経済、経営、法の3学部が集まるこの場所を訪ねたのは、実に卒業以来である。それにしても、この大学の美しいことはどうしたことか。溢れんばかりの緑に覆われて、実にすばらしい環境である。ほとんど授業に出なかったので、ゼミと試験の時くらいしか足を踏み入れなかったが、本当にもったいないことをしたと、反省しきりである。

ただ、全体にいえることだが、昔に比べると「○○会館」「●●棟」といった美しい建物がやたらと増え(結構なことなのだが…)、かつてキャッチボールやサッカーをしたり、ごろごろ寝そべったりした空き地や原っぱのようなものがほとんどなくなっていた。少し息苦しさを感じた次第である。