メディアをよむ

日々メディアから流れるニュース、情報について思うところを記します。

2006年07月

差別発言を許さぬ企業

今日の日経(大阪版)によると、積水ハウス株式会社が、同社の在日コリアンの従業員が、顧客から差別的な言動を受けたとしておこす慰謝料請求裁判を、訴訟費用を負担するなどして支援するとのことである。

事実関係はこの報道でしかわからないので、コメントしづらいが、従業員をこういった形で支援する企業が出てきたことは素晴らしいことではないか。

解雇、過労死等々で、会社と従業員の間の訴訟はよくメディアでも取り上げられ、労使という立場上両者はとかく対立しているものと我々は受け止めがちだ。

こうしたなかで「差別は悪い」という価値観を共有し、ともにその是正を目指していこうという姿勢を見せた同社の対応は大いに評価してもいいのではないか。頑張れ積水ハウス!

学者の話は難しい

芝浦工大MOT研究科長・東京大学名誉教授の児玉文雄氏の講演を聴く機会があった。

技術経営の重要性、「戦略」の重要性、プラットフォーム産業創立の必要性…。1時間半と時間が限られていたこともあり、あれもこれもと盛りだくさん。話の内容自体は興味深く、「なるほど」と思わせる部分も多かったのだが、如何せん話が難しい。

どうも学者の先生は、「聞き手のレベルに合わせて話す」ということをあまり意識していないように見受けられる。私も講演やセミナー講師をすることが時々あるが、聞き手がどこまで理解してくれているかは常に気になるものである。うなずく人が多ければOKだし、「ポカーン」としている人が目につけば、出来るだけかみ砕いたり、寄り道をしたりと工夫するようにしている。

「高名な学者とお前を一緒にするな」という声が聞こえそうだが…。

A級戦犯合祀は我々の問題

昭和天皇が、A級戦犯靖国合祀に不快感を示し、「だから私はあれ以来参拝していない」と語ったとされる元宮内庁長官のメモが、日経のスクープで明らかになって以来、論壇がにぎやかだ。

いわゆる「左」メディアは、「天皇の意思」の重みを説き、「右」メディアは、メモ自体に疑問を差し挟み、「天皇の政治利用だ」と噛みつく。仮にメモの内容が正反対だった場合(「本当は靖国に行って私の身代わりになってくれた戦犯に感謝の念を捧げたいが、政治的に難しいので止める」といったような場合)を考えてみよう。多分左右入れ替わっただけの同じ論調が繰り広げられることは想像に難くない。

いずれにしろ、昭和天皇がどう思っていようと、靖国問題は今生きている我々自身の問題であり、我々自身で解決への道を探っていかなければならない。「昭和天皇がこう言っていたから…」では、単なる思考停止だ。

こんな無責任体制でいいのか

ワールドカップの日本惨敗の責任はどうなっているのか。

オシム新監督、中田英寿の引退と矢継ぎ早に騒動がおこり、協会の責任問題がどこかへ忘れられてしまった。

過去(今大会)の反省なくして、4年後を語るなんて、ちゃんちゃらおかしい。失敗した原因を真摯に振り返り、長期・中期・短期とわけて対策を練るのはスポーツも経営も同じこと。

川淵キャプテンは本当に食わせモノだ。

セルジオ越後さん、キャプテンになってください。

 

川淵キャプテンの責任は?

オシム氏日本代表監督就任へ、ヒデ引退…、連日サッカーの大きな話題が続いている。

これで、今回のワールドカップにおける、川淵三郎キャプテンの責任追及があやふやになっていいのだろうか。

かつて解任要求がサポーターから出されたり、一部評論家やマスコミから采配への批判が展開されたとき、ずっとジーコ氏をかばってきたのが、川淵キャプテンである。我々の目には、ジーコ、川淵両氏は一心同体と映ってきた。

今回の惨敗の責任の一端は当然彼にもある。どう落とし前をつけるのだろうか。

話題のYouTubeを楽しむ

話題のYouTubeを時々楽しんでいる。

ブッシュ大統領からミルコ・クロコップ、日本では「お宝」系の松浦亜弥のブラチラまで、硬軟ごった煮である。

日本語で検索できるのが素晴らしい。

著作権云々で前途は厳しそうである。いまのうちにいろいろ見ておこう。

 

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