メディアをよむ

日々メディアから流れるニュース、情報について思うところを記します。

2006年02月

落研仲間と飲む

大学時代の落研の先輩、後輩と久しぶりに酒を酌み交わした。一人はプロの噺家、二人は都銀マンという不思議な組み合わせである。

20年という時を超えて、場は学生時代に逆登り。落語や落語家の話題で盛り上がるところがうれしい限りだ。必然的に今夏オープンする天満天神繁盛亭の話へ。果たして集客が続くのか、場所が悪いのではないか、かつての島之内寄席の二の舞では…等々危惧は耐えぬ。定席がない上方の若手噺家は勉強の場が少なすぎる。是非成功して欲しいものだ。

個人の動機付けこそ重要

トリノオリンピックで日本人選手がメダルを獲れない。理由はいろいろあるのだろうが、私は選手一人ひとりの「動機付け」に問題があるのではないかと思える。

先進国である日本に、かつてのように国威発揚を求めるのは無理がある。結局個人個人が戦うための動機、つまり「何のために戦うのか」というモチベーションが明らかに不足しているのではないだろうか。

米国のスノーボード選手は明らかに金と名誉である。彼らの多くはプロなのだから当たり前であり、実にわかりやすい。フィギュアも将来のプロとしての格付けにつながる。ウィンタースポーツの盛んなヨーロッパも、名誉に直結するのだろう。

翻って日本はどうか。ウィンタースポーツは総じてマイナーである。日頃どうやって飯を食いながら練習しているのか心配してしまうほどである。

これは企業も同じだろう。「会社のため」=「個人の幸せ」という時代は終わった。個人個人が働く理由を見つけ出して働く、いわば自己実現の一つの場が会社なのである。一人ひとりのモチベーションが集まり、相乗効果を発揮して結果として会社が伸びていく。「場」としてふさわしくないとなれば、よりよい場を求めて転職する、もしくは独立をする。当たり前になっている。

個人のモチベーションが維持できない会社は、廃れていくのだ。

早稲田ラグビーの快挙に思う

ラグビー日本選手権で早稲田がトヨタ自動車を破った。学生が社会人に勝ったのは何年ぶりのことだろう。

これで同校の清宮克幸監督が注目されるだろうと思いながら、日経を見ていると、もう本が出ていました。「究極の勝利−最強の組織とリーダーシップ論」(講談社)です。中身については読んでいないので何ともいえません。

しかし、日本人は(外国の状況は知りませんが)、スポーツとリーダーシップ論、ひいては経営論を結びつけるのが本当に好きです。ついこの前までは神戸製鋼の平尾選手の本が書店にあふれていました。今度は清宮監督です。ゴールデンイーグルスの野村監督の本もベストセラーです。

スポーツは勝ち負けがはっきりしているので、勝つチームには何か理由があるはず、それはリーダーが優れているからだろう、という発想なのでしょう。しかし、これは少々単純ではないでしょうか。彼らのリーダーシップを否定するわけではありませんが、一つのチームが黄金期を築くには様々な要因があるはずです。

もう少し深い分析をしなくては、本棚に本が増えるけど、会社はちっとも変わらない、という状況が続くだけではないでしょうか。

 

皇室に対する視線

紀子さんがご懐妊で、皇室典範改正騒動も一休みといったところですね。

今頃第三子を懐妊されるとは、数年前に宮内庁長官が言った「秋篠宮に第三子を期待する」旨の発言を受けてのものなのでしょうか。なんだか「頼りない兄貴に任せておけない」と一肌脱いだ弟みたいです。

それにしても一般の国民は、皇室典範やら女性天皇・女系天皇にそんなに関心があるのでしょうかねぇ。「愛子様可愛いー」「雅子様かわいそー」レベルのような気がします。男系だ、女系だのどうでもいいような感じではないでしょうか。

第三子が男の子かどうかはわかりませんが、まあ、秋篠宮ご夫妻には、男の子が産まれるまで頑張ってもらうことが務めなのかもしれません。ご苦労様です。

「フライトプラン」は最悪

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夜時間があったので、映画「フライトプラン」を観にいきました。

一言で言えば「金返せ〜」。ジョディ・フォスターの迫真の演技だけが見物でした。

突っ込みどころ満載ですがいちいち書くのは面倒くさい。以下ネタばれですのでまだ観てない方は読まないでください

犯人役(いつも悪役らしいですが)顔つきからして怪しすぎて、結局犯人だった…って、そんなあほな。この怪しいやつが本当は味方だったってのが普通でしょうに…。

結局ハイジャックの目的は金だったってこと?なんか動機がよくわからんかった。観ている私の頭が悪くて、犯人の頭がいいことは認めるけど。

犯人が弱くて鈍くさくて、最後はあっさりと終わってしまいました。これでいいんでしょうか。

犯人呼ばわりされたアラブ人かわいそう。最後までいい人だった。こら、ジョディ、一言ぐらい謝らんかい!

航空機の内部はかなりの迫力でしたが、これはレンタルで十分です。

 

21の人事破壊

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めがねの株)21の取締役で、眼鏡経営塾塾長の平本清氏の講演を徳島市内で聴いた。

前の職場である眼鏡店をリストラされた仲間で作った新しい眼鏡店を飛躍的に成長させ、人事破壊でも話題を集めた会社だ。

ポリシーは「会社に利益を残さず、社員やお客さまに還元」。特に驚いたのが、社員の評価と給与をすべてイントラネットで公開していること。全社員が全社員を評価する仕組みだ。これは「人がやる評価なんて所詮間違っている。そのために人事部を置いて莫大な時間と労力を割くぐらいなら、大ざっぱな評価でいいから、その分賞与を増やそう」「給与を公開することで緊張感を持つ」との思想に支えられている。

中小企業では、ようやく成果主義を導入しようとしている会社も多い。完全な年功序列も問題だが、成果主義も諸刃の刃である。あまりに精緻な仕組みを作ると、その仕組みに振り回されることになる。「大ざっぱな評価でいい」「皆で修正」「評価自体に金と時間をかけない」という考え方は大変参考になる。

Profile
湯浅伸一
10年ほど地方紙で記者をしていました。
その後創業に参画し、現在は、関西で中小企業診断士をしています。
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