自民党が新憲法草案を発表した。なんだか拍子抜けの内容である。http://www.jimin.jp/jimin/shin_kenpou/shiryou/pdf/051028_a.pdf
前文で国民が「国や社会を愛情と責任感と気概をもって自ら支え守る責務」を持つとしたこと、九条を改正して「自衛軍」を明記した、新しい権利をいくつか加えたことぐらい。公明党や民主党に配慮した結果だろうが、これでは何も憲法改正などたいそうなことをたくらむ必要などないのでは。
しかし、唯一保守の思想を採り入れたと言える「国や社会を愛情と責任感と気概をもって自ら支え守る責務」ってなんか嫌だ。愛情や気概なく、国を守ることは憲法違反ってことだ。そもそも「国民の責務」などを憲法に書くこと自体、憲法の在り方としてはおかしいのだ。