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日々メディアから流れるニュース、情報について思うところを記します。

2005年09月

タイガース優勝おめでとう

タイガースが優勝した。1973年の甲子園最終決戦敗戦、75年のラインバック、田淵、ブリーデン以来のファンとしてはうれしい限りだ。

今年のタイガースの選手は実に楽しそうに野球をしていた。ちまちましたバントもワンポイントリリーフもなく、まさにベースボールを楽しんでいた。

岡田監督の最大の貢献は、選手に好きなように野球をやらせたことだ。守備のコンバートや投手陣の役割分担はシーズン前に固定してしまい、試合中はほんまに何もしないのが岡田采配だ。先発は6回まで、勝ちゲームならあとはJFKという、悪く言えばワンパターンリレー。攻撃は、皆が勝手に打っているだけであった。

しかし、21年ぶり、18年ぶり、と来て今回は2年ぶりの優勝。なんだか、タイガースも普通のチームになってきた。85年の優勝はほんとに泣いたが、今回は「あ、そうか」てな感じ。周りのタイガースファンも「うれしいのはうれしいけどなあ」という人が結構多い。

中日に逆転優勝をかっさらわれてこそ、愛すべきタイガースなのだが…。まあ、これは冗談(半分本気)。ここ何年間かの「ダメ虎」は異常で、タイガースは本来強かった。強いんだけれど、もっと強いジャイアンツがいて、いいところまでいってずっこける。これがタイガースの魅力だった。毎年毎年優勝なんかするようになったらどうしよう。どんな心構えで応援したらいいものやら…。

とにかく選手の皆さん、本当にありがとう。

木頭村の青い川

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仕事で徳島県の山奥、那賀町木頭へ行ってきました。

現在は合併して那賀町となっていますが、旧村名である木頭村の方が有名でしょう。村内を流れる那賀川のダム反対運動で一躍全国に名をはせた村です。

これから紅葉シーズンになると多くの観光客が足を運びますが、今は車の数も少なく快適なドライブが楽しめます。

特筆すべきは、那賀川の碧さです。まさにコバルトブルー、沖縄の海も文字通り真っ青です。既にいくつかのダムがあり、手つかずの川とは言えませんが、その碧さには息をのみます。

仕事ではなく、川遊びを楽しみながら、のんびりドライブを楽しみたいものです。

心理学の勉強をしなくては

中小企業の再生を専門に手がけておられ、以前から親しくしてもらっている税理士の森井義之先生と久しぶりにお話をさせていただいた。

勉 強になることばかりであったが、先生は、「人」を活かすことこそ再生の極意だとして、若い頃から組織行動学などの心理学を勉強してこられたという。心理学 については、以前も別の学者から、組織の活性化には不可欠であるという話を聞いていた。その時はものぐさで手をつけていなかった。

工場に おける人の行動、組織内における人の動機付け、店舗における人の購買行動…。経営者にとってもコンサルタントにとっても、最も頭を悩ませるのが「人」であ る。心理学に裏付けられたコンサルティングで人が期待通りに動く−。自分もしっかり勉強しなくては、とあらためて身を引き締まる思いであった。

新幹線の喫煙席

久しぶりの東京出張で、新大阪から品川まで新幹線に乗った。

私はタバコを吸うが、喫煙車両は臭いので禁煙席に座ることにしていていた。しかし、最近は禁煙車両の方が混んでいて、喫煙車両の方がすいていることが多い。そこで今回は喫煙車両を取った。ガラガラであった。

喫煙者は完全に社会的にマイナーな存在になった。飛行機はすべて禁煙である。

喫煙者の私が言うのも変だが、新幹線ももっと禁煙車両を増やすことが社会的要請ではないだろうか。

後藤田元副総理の死

後藤田正晴元副総理が亡くなられていたことがわかった。私は徳島出身なので、感慨は一塩だ。

若い人は知らないかもしれないが、三木武夫(故人)という元総理大臣がいた。彼も徳島出身。徳島では、三木派を率いる三木氏と田中派の後藤田氏が、まさに県を二分する政争を繰り広げた。「三角代理戦争」「阿波戦争」というやつである。後藤田氏が警察官僚を辞めてはじめて挑んだ参議院選挙は、大量の選挙違反を出し、このとき付いた後藤田=金権のイメージは、晩年までぬぐい去ることは出来なかった。

伝統ある三木勢力に挑んでいったのが新興の後藤田派。このとき後藤田陣営が盛んに流したのが「三木は地元のために何もしていない」という批判であった。当然三木陣営は「そんなことはない。橋も道路も三木が尽力している」と反論したが、三木氏自身そうした利益誘導自慢合戦を好まなかったようだ。

そしてその批判が、有権者の評価を得ていき、やがて後藤田派が三木派を圧倒するようになっていった。「地元への利益誘導を行わない政治家はダメ」という風潮だったのだ。事実「後藤田道路」と呼ばれるきれいな広い道が徳島にはある(ご多分に漏れず通行量は少ない)。田中派が日本中を制圧していた時代である。

翻って今回の衆議院選挙。公判中の身でありながら、地元利益を露骨に主張する鈴木宗男のような議員も復活してきたが、政党本部主導の落下傘候補も数多く当選した。「地元利益誘導」から「政策本位」へと、有権者の判断基準は変わりつつあるのだろうか。それとも、今回の選挙が小泉純一郎という稀代のパフォーマーによる一度きりの「異変」にすぎないのだろうか。

晩年は「ハト派」の重鎮として、「自衛隊海外派遣」「憲法改正」「靖国」と、小泉氏の政治姿勢にことごとく苦言を呈していた後藤田氏。威勢のいい似非ナショナリストからは、「時代遅れ」として煙たがられていた後藤田氏。

自民党が300弱の議席を得た夏、後藤田正晴氏が亡くなった。

BC級戦犯

何かと話題に出る東京裁判(極東軍事裁判)のことを勉強しようと、「東京裁判がよくわかる本」(太平洋戦争研究会、PHP文庫)を買って読んだ。出版社がPHPだけに、同裁判に対してかなり批判的な視点で書かれているのかと思ったが、意外なほど公平な内容であった。

中身についていちいち触れるゆとりはないが、私がもっとも驚いたのが、いわゆるBC級戦犯に対する死刑判決の多さだ。東条英機元首相をはじめA級戦犯についてはある程度知識はあったが、BS級については初めて知ることばかりだった。

BC級戦犯裁判は、米、英、シンガポール、豪、蘭、仏、比、中華民国の7カ国によって開かれた。そして、合計934人に死刑判決が出され、911人が刑死した。起訴事項は、非戦闘員虐待、非戦闘員虐殺、財物略取、焼毀、強姦等である。

この本でも指摘されているが、これらの裁判はすべてが公正な裁判とは言えず、冤罪も多くあったそうだ。報復裁判である。特にアジアの宗主国にとっては、植民地を横取りしに来た国への報復である。しかし、報復であればこの数の多さは何を物語っているのか。旧日本軍がアジア各地でどのようなことを行っていたのか。その一つの証ではないだろうか。

 

言葉で小泉に対抗できるリーダーを

民主党の新しい代表が、17日に選出される。現時点で立候補しているのは、前原誠司と管直人の2人。小沢一郎の態度は現時点ではわからない。惨敗した党を立て直すには並々ならぬ求心力とリーダーシップが必要だ。

小泉首相のやっていることをすべて否定はしない。官僚支配が強まっただけとの批判もあるが、自民党を壊しかけているのは事実として認めないわけにはいかない。しかし、この人の犯した罪の一つに、政治家の言葉をなんとも軽くしてしまったことがある。

「こんな公約大したことない」「人生色々、会社も色々」「自衛隊が活動している地域は非戦闘地域」等々。開き直り、屁理屈、詭弁のオンパレードだ。岡田前 代表は確かに真面目だった。真面目すぎて、小泉首相の屁理屈に正面から切り込んでいってはかわされてばかりという印象であった。これを厳しく追及すること が出来なかったことが、今回の民主党惨敗につながっているのではないか。

民主政治は言葉である。政治家は言葉のプロであるべきだ。相手が屁理屈、詭弁でのらりくらりと来るのなら、それを上回る、聴衆を拍手喝采させる屁理屈を瞬時に考え出してこちらの土俵に引き込まなければならない。頭の良さと瞬発力、ユーモア精神、演技力が欠かせない。

言葉の真剣勝負から逃げる小泉首相を一刀両断に切り裂く−。そんな論戦ができるリーダーが必要だ。いるのかなあ、やっぱり管さんしかいないのか…?

携帯電話のボタン音を消そう

昨日、大阪と金沢を結ぶサンダーバードに乗った。
その道中、斜め前に座っているおばはんが携帯電話をいじっていた。
ずっと、触っていたところからみると、ゲームをしていたのだろう。

それは別にいい。私も暇なときゲームをすることはある。
許せないのは、ボタン音を消していないことであった。
あのささやくような小さなピッ、ピッ、という音が、最終電車の静かな車内に絶え間なく鳴っている。

歳をとって耳が遠くなり音がしていることに気づいていないのか、
音を消す機能があることを知らないのか、
単に他人に迷惑をかけていることに無頓着なおばはんなのか。
昨日に限らず、こうした輩には、電車やバスの中で時々出くわす。

ボタン音だけではない。
電話やメールの着信音を車内で大音量でならしているのは、おっさん、おばはんが多い。
音を消す機能が付いていることを知らないのか、使い方がわからないのか…。

携帯電話メーカー、通信会社は、取説の最初に、大きな文字で音の消し方を明記してほしいものだ。



自民圧勝

総選挙は自民党が圧勝した。小泉首相の気合い勝ち、民主党の作戦失敗といったところだろう。小選挙区制は恐ろしい。

最初の世論調査で自民党勝利が報じられたときから、この結果は予想できた。世論調査のナマのデータは、発表されたものよりもっと自民がリードしていたものだったと思う。「いくらなんでもこれは自民党が勝ちすぎる、おかしい」となって、「取材の結果も織り込んで云々」という断りを入れて、かなり調整したのではないかと推察される。

困ったのは民主党だ。かつての新進党の二の舞となることも予想できる。再生の道はただ一つ。あいまいな政策を党内で徹底論議して、「本当の改革政党」に生まれ変わることだ。労組依存議員、右翼議員らをどこまで排除できるか。頑張って欲しい。

マニフェスト選挙は難しい

今日はいよいよ総選挙の投票日である。日本の政治に文句を言うなら、まず投票してからと信じているので、投票所には足を運ぶつもりだ。

マニフェストが定着し、まだ不十分とされながらも、各党はこれまで総花的な「公約」から一歩踏み込んで具体的な数値目標や期日を掲げるようになった。結構なことだとは思う。

しかし、各党の政策が詳細になればなるほど、どの党にこの国を任せるべきか、判断に迷う。昔の「公約」なら、いちど消費税反対だから社会党に政権を取らせてみようとか、金権自民党は嫌だから別の党にしようとか、かなりシンプルな選択基準でよかったのだ。

しかし、マニフェストが中心になるとそうはいかない。この政策はA党のほうがB党より自分の考えに近い、こちらの政策はA党よりC党の方が具体的でいい、といったケースがたくさんある。郵政は民営化すべきだから自民党がいい、しかし、公務員削減や年金改革では民主党の方が望ましい、といった具合だ。

というわけで、私はマニフェストを投票の基準にはできない。独裁政治ではない、民主主義社会である限り、「政権交代がある」ということが最も大事であると考える。政権党に緊張感を与え、政官業の癒着を防ぐにはもっとも手っ取り早い方法だと信じるからだ。

Profile
湯浅伸一
10年ほど地方紙で記者をしていました。
その後創業に参画し、現在は、関西で中小企業診断士をしています。
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