JR宝塚線(福知山線)で快速電車が脱線、大惨事となっている。
私の家の近所でもあり、野次馬根性も手伝ってテレビに釘付けである。
幸い、私は阪急を使うことが多く、JRも最寄りの駅は快速が停まらない駅なので、事故に遭遇した可能性は、低かった。

現時点では、事故の原因が不明なのであまり突っ走ったことは言うべきではないと思う。しかし、常々JRに対して思うところがあったので、これを機に、書いてみたい。

関西はかつて「私鉄王国」と呼ばれていた。
東京ではわかりにくいかもしれないが、関西では、電車といえば私鉄であった。
私鉄各社は経営多角化に熱心で、沿線開発、流通とそれぞれ個性を発揮しながら発展してきた。タイガースの阪神、高級住宅街と宝塚の阪急などが代表である。
これに対して国鉄時代のJRは、大阪の環状線を除き、駅周辺が工場地帯や空き地、操車場など多く、なんとなく肩身の狭いイメージがあった。
古い話だが、グリコ森永事件でグリコの江崎社長が閉じこめられていた水防倉庫もJR高槻駅の近くであった。

これが逆転するのが、阪神大震災である。
大きな被害を受けた阪神、阪急を後目に、最も早く復旧し両社の客の多くを奪ってしまった。駅周辺の再開発もすすみ、沿線人工は増える一方。
定期客を中心に乗客が減り、バブルの後始末で青息吐息の私鉄とは好対照に絶好調である。

しかしである、ここ10年ほどのJRの経営姿勢には首を傾げることが多い。

〜える本数、進まぬ高架
利用者が増えるにつれ電車の本数は増える一方。ところがこの会社は、乗客が増えて儲かれば何をしてもいいとばかりに、周りの環境など考える姿勢などこれっぽっちもない。
今回事故が起きた宝塚線など複線化をしたものの高架が全くなく、踏切における渋滞は甚だしいものがある。尼崎駅周辺など開かずの踏切ばかりだ。

狭い線路に異常にゆったりした車両
ご承知のように、JR在来線の線路は狭軌といって私鉄や新幹線の標準軌より狭い。
ところが今回事故を起こした快速電車などの新しい車両は、通路幅がものすごくゆったりとした作りになっている。

E戮魏瓩たスピード競争
関西では私鉄各社とスピード競争を繰り広げている。
阪神間では、JRの圧勝である。しかし、これは度を過ぎている。
梅田−三宮間を十何分だ、二十何分だと競争している。
はっきり言って、不毛の競争である。駅についてから目的地まで、ゆっくり歩くか、小走りに行くかで取り戻せる差である。

△鉢を合わせれば、狭い線路を幅の広い車両が猛スピードで走っているのである。
事故が起きない方がおかしい。

まだまだあるが今日はこの辺で置いておきます。